治療方法

治療方法

神経をとった場合の差し歯治療の流れ
治療法

①歯は歯茎の下の、骨の中から生えており、その周りの骨で支えられています。歯の中には、痛みを感じる神経が通っています。
②まず最初に神経の治療を開始します。麻酔をかけ、神経を取るお薬を中の空洞に詰め上からふたをします。神経の治療は歯の種類や状態、また、個人差により薬の効果が違い、数回からまれに数十回の通院が必要となります。この段階ではまだ歯はあり、仮歯にはなりません。
③神経を完全に取り除いた後、その後細菌感染しないようにゴムのようなものを詰めます。
④歯茎から上の見える部分の歯を削り、土台の型を取ります。土台作製に1週間ほどかかります。その時必要に応じて、仮歯を入れます。歯のない状態はありませんのでご安心下さい。
⑤1週間後来院していただき、歯の中に土台をいれます。次にその土台の形を整え、差し歯の型どりをします。 (仮歯も再度修正して入れます。)
⑥1週間後、完成した差し歯を仮付けします。
⑦念のため1週間ほど仮付けのまま様子を見て頂き、問題等なければ正式に付けます。

①~④:保険内の範囲
⑤~⑦:保険外の範囲

クイック矯正の場合
治療法2

クイック矯正は、変えたい方向に向けた土台をいれることで可能となります。そのため必要に応じて神経の治療をしなければなりません。神経の治療後、土台(コア)を入れます。

治療の流れ
①歯は歯茎の下の、骨の中から生えており、その周りの骨で支えられています。歯の中には、痛みを感じる神経が通っています。
②まず最初に神経の治療を開始します。麻酔をかけ、神経を取るお薬を中の空洞に詰め上からふたをします。神経の治療は歯の種類や状態、また、個人差により薬の効果が違い、数回からまれに数十回の通院が必要となります。この段階ではまだ歯はあり、仮歯にはなりません。
③神経を完全に取り除いた後、その後細菌感染しないようにゴムのようなものを詰めます。
④歯茎から上の見える部分の歯を削り、土台の型を取ります。土台作製に1週間ほどかかります。その時必要に応じて、仮歯を入れます。歯のない状態はありませんのでご安心下さい。
・・・・・・・ここから違います・・・・・・・・・・
⑤1週間後来院していただき、歯の中に向きを変えた土台をいれます。次にその土台の形を整え、差し歯の型どりをします。 (仮歯も再度修正して入れます。)
⑥1週間後、完成した差し歯を仮付けします。(場合により素焼きと呼ばれる完成前の状態で数回お口の中で仮あわせをします。患者さんのご希望を伺い確認を繰り返します。)
⑦念のため1週間ほど仮付けのまま様子を見て頂き、問題等なければ正式に付けます。

①~④:保険の範囲
⑤~⑦:保険外の範囲

神経の治療って?
神経の治療は、土台をいれるために必要不可欠な準備です。神経の治療済みの歯はその範囲がないため短い治療期間となります。しかしながら膿がある場合は治るのに時間を要します。ご本人がご存じのない方が多いようですが、結構、根に膿がある場合が多いです。レントゲン写真を撮り診断します。

セラミッククラウンなどをかぶせる場合に歯髄(歯の中の軟組織、もちろん神経組織も含むが、血管や結合組織も入っている)の除去が絶対必要なわけではありません。しかし、歯の位置、傾きやねじれ等を大きく変更する場合は歯髄除去(抜髄:ばつずい)が必要になることも事実です。
歯髄は歯を栄養する組織なので、抜髄すると歯の栄養源がなくなることになります。しかし感染を起こさないような精密な歯髄処置を行うと歯は何十年と持つことが知られています。この場合、歯の硬組織は歯周組織を介して栄養されます。歯の基礎治療が非常に重要なファクターです。抜髄する場合は、歯根の先端まで過不足無く除去しなくてはなりません。抜髄してできた空間は、完全に密封しなくてはなりません。差し歯というのはこの空間の上部に冠の支持を求める方法です。したがって冠の基礎部分がここに挿入されることになります。